作家研究:日本3

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エレクトラ―中上健次の生涯
読み応えのある評伝だった。読み物として面白かった。 「これを書かなければ生きていけないというほどのいくつもの物語の束をその血のなかに受けとめて作家になった者がどれほどいるだろうか」って言葉が出て......
坂口安吾と中上健次 (講談社文芸文庫)
安吾論冒頭で、「比喩にまみれて底の見えない議論にはもううんざりだ」と宣言しているが、言語が本質的に比喩でしかない以上、比喩=言語に頼らず議論ができると、いい歳して妄言している柄谷の手になる本書は、そ......
書くことの戦場―後藤明生・金井美恵子・古井由吉・中上健次
読むことは、僕らを書くことへと誘う。書くとは、どういうことか?書くとは、すでにどこかで触れてしまったものから、完全には離反することができない、その不可能のなかで、それでも離反しようと足掻きながら、言......
「兵士」になれなかった三島由紀夫
本書は、陸上自衛隊に体験入隊を繰り返していた三島の人となりを、当時の自衛隊関係者に取材したノンフィクションです。 三島の筋肉の意外な脆さ、そしてレンジャー訓練のさなかにふと漏らした弱音ともとれる発言......
平凡パンチの三島由紀夫
“三島本”って、どうしても著者、編者の“三島物語”になりがちだけど、この本は、三島の断片が、無理に整合性をつけることなく提示されていて、新しい発見がいっぱいあった。ハンバーグの喰い方とか、その明る......
果し得ていない約束―三島由紀夫が遺せしもの
「果し得ていない約束」を果すために三島由紀夫は36年前、市谷駐屯地で演説後自刃した。 井上氏は三島氏の遺言(「あとに続く者あるを信じて・・・」)を再読することにより、自身の「果し得ていない約束」を最......
絵で読むあらすじ日本の名著―1話5分で名作が読める!
先ほど読み終えました! ゆるいイラストと、読みやすくておもしろい文章が、やみつき!! 今までの他のあらすじ本とは全く違う。 文章自体におもしろみを感じるし、絵が笑える。 それなのに、しっかりと感動し......
一葉樋口夏子の肖像
糊口(ここう)のために書くことを学び始めたものの、慢性的な借金生活に甘んじながらも、書くことの意味を問い続け、明治の文学を先駆けた一葉樋口夏子。本の著者が一葉に本格的に出会ったのは20代半ばの頃。著......
一葉のきもの (らんぷの本)
本郷菊坂…今は亡き舅が幼少時住んでいた町を散策する機会があった。そこここに坂があり古い家並があり、樋口一葉の足跡を示す案内板がありなんとも不思議な気持ちに襲われた。この界隈で一葉はどんな暮らしをして......
世界文学のスーパースター夏目漱石
この本は、「私と夏目漱石の関わり」が書かれている。大学生であった著者が、大学の図書館で漱石の本を偶然手にしたことから、論文を書き、漱石についての本を著し、英国に紹介するべく、漱石の翻訳までをして、......
文豪・夏目漱石 そのこころとまなざし
明治という時代を生き抜いた夏目漱石。彼が生まれたときから 死ぬまでの貴重な記録が、この本の中には収められている。 裕福な家に生まれながら決して幸せだったとはいえない幼少時代、 文学を志すようになった......
絵で読むあらすじ日本の名著―1話5分で名作が読める!
先ほど読み終えました! ゆるいイラストと、読みやすくておもしろい文章が、やみつき!! 今までの他のあらすじ本とは全く違う。 文章自体におもしろみを感じるし、絵が笑える。 それなのに、しっかりと感動し......
一冊で名作がわかる夏目漱石 (ロング新書)
一応、中産階級の人間だったら、或る程度のマナーを身につけているとか、ルールは守るとか、適切な外観は維持しておくとかだけではなくて、教養がなければならない。最低、シェークスピアの四大悲劇ぐらいは読んで......
絵で読むあらすじ日本の名著―1話5分で名作が読める!
先ほど読み終えました! ゆるいイラストと、読みやすくておもしろい文章が、やみつき!! 今までの他のあらすじ本とは全く違う。 文章自体におもしろみを感じるし、絵が笑える。 それなのに、しっかりと感動し......
一葉樋口夏子の肖像
糊口(ここう)のために書くことを学び始めたものの、慢性的な借金生活に甘んじながらも、書くことの意味を問い続け、明治の文学を先駆けた一葉樋口夏子。本の著者が一葉に本格的に出会ったのは20代半ばの頃。著......
一葉のきもの (らんぷの本)
本郷菊坂…今は亡き舅が幼少時住んでいた町を散策する機会があった。そこここに坂があり古い家並があり、樋口一葉の足跡を示す案内板がありなんとも不思議な気持ちに襲われた。この界隈で一葉はどんな暮らしをして......
「最後の一葉」はこうして生まれた―O.ヘンリーの知られざる生涯 (角川学芸ブックス)
O・ヘンリーは、南北戦争たけなわの1862年にノース・カロライナ州(南部)に生まれました。 3歳の時、ようやく南北戦争が終わりましたが、おなじ年に母を亡くします。叔母の教える私塾で学び、叔父の店......
一葉の「たけくべ」 ビギナーズ・クラシックス 近代文学編 (角川文庫ソフィア)
内容は、素晴らしいと思います。 本文もスラスラ読めるように配慮されています。 しかし! 途中何か所かあるコラム(?)が鬱陶しかったです。 なんだか、無理やり”才色兼備・樋口一葉”像を作り上げようとし......
一葉の日記 (講談社文芸文庫)
一葉の日記は「史料価値」ばかりではなく「私小説的価値」もあるという観点で捉えた評伝である。 著者は「一葉研究は小説を書くための捨て石」とまで言いながら、全ての日記を精細に検証する。 微に入り細を......
一葉 (講談社文庫)
【いとおしいー】この書き出しから、読者の心を惹き付け放さない。 続く一文は、初冬の夕暮れのひととき、すえたような黴の匂い、鬢付け油のしみ込んだ夜具の肌ざわり、薬湯の苦さに血痰のぬめり、どれもこれも【......
たけくらべ (河出文庫 現代語訳・樋口一葉【全5巻】)
「たけくらべ」「やみ夜」「十三夜」「わかれ道」「うもれ木」の現代語訳版が収められています。「樋口一葉の作品は読みづらい」「途中で投げ出してしまった」などという人も多かったので、現代語で出されたのは良......
ちびまる子ちゃんの樋口一葉 (満点人物伝)
先日借りて読みました。樋口一葉さんの凛とした姿に魅せられます。彼女がわずか24歳とい若さで人生を終えられたことが残念でなりませんね。また妹さんの姉〔一葉〕に対する愛情も不変のもので感動しました。高橋......
荷風好日
荷風の軽みと本書の著者川本の軽佻浮薄を勘違いしてはいけない。後者はあくまでもカストリ雑誌のように軽いにすぎない。しょせん川本に荷風の偉大さを説明する力量を期待するのは無理というものだ。荷風論は他に一......
荷風さんの戦後
昭和20年、荷風66歳の3月10日の東京大空襲で麻布の偏奇館を蔵書とともに焼かれる。その浩瀚な日記『断腸亭日乗』3月9日の項に「下弦の繊月凄然として愛宕の山の方に昇るを見る、荷物を背負ひて逃来る人......
永井荷風 ひとり暮らしの贅沢 (とんぼの本)
まるで月刊のように、より正確なら季刊のように続々と発売される永井荷風本の最新刊、長いファンには既知の事柄ばかりですが、甥で養子となった近親者による本であることが高ポイントでしょう、 浅草、市川、隅......
私説昭和文学
長いことビックコミック系の雑誌に長編を発表し続けてきた作家だが、 『岳人列伝』を始め、その短編にもきらりと光るものがある。 この作品は、当時上製版で出たためか手に入りづらく見たことがなかったが、 装......
世界文学のスーパースター夏目漱石
この本は、「私と夏目漱石の関わり」が書かれている。大学生であった著者が、大学の図書館で漱石の本を偶然手にしたことから、論文を書き、漱石についての本を著し、英国に紹介するべく、漱石の翻訳までをして、......
エレクトラ―中上健次の生涯
私自身の中上健次との出会いは「地の果て 至上の時」。 そこからさかのぼって作品を読んで行く方向と、 作品をリアルタイムで読んでいく方向との2方向で付き合ってきた。 作品世界の豊饒さと読み解く順の交錯......
文豪・夏目漱石 そのこころとまなざし
明治という時代を生き抜いた夏目漱石。彼が生まれたときから 死ぬまでの貴重な記録が、この本の中には収められている。 裕福な家に生まれながら決して幸せだったとはいえない幼少時代、 文学を志すようになった......
絵で読むあらすじ日本の名著―1話5分で名作が読める!
先ほど読み終えました! ゆるいイラストと、読みやすくておもしろい文章が、やみつき!! 今までの他のあらすじ本とは全く違う。 文章自体におもしろみを感じるし、絵が笑える。 それなのに、しっかりと感動し......
落花流水―谷崎潤一郎と祖父関雪の思い出
巻頭の献辞…「千萬子」という名前を私につけてくれた祖父橋本関雪と十五年の間深い愛で私を見守ってくれた義父谷崎潤一郎にこの本を捧げます 著者は谷崎と血のつながりはない。松子夫人の子清治の妻である。......
小田原事件―谷崎潤一郎と佐藤春夫 (小田原ライブラリー)
こういうマイナーな本について言っても仕方がないが、2006年時点でのものとしては間違いが多すぎる。「笹沼」は「長沼」になっているし、「現代語訳源氏物語」は「注釈」、昭和五年の妻譲渡声明文が「親しい文......
谷崎潤一郎伝―堂々たる人生
まえがきによれば、まず谷崎の79年の生涯の詳細な年表が作成され、本書はそれに基づいて書かれている。一冊まるごとが谷崎年表と言ってもいい。小谷野氏は、谷崎の場合、似たり寄ったりになりがちな作品論を盛......
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